ゴー宣DOJO

BLOGブログ
笹幸恵
2021.8.15 13:09配信動画

終戦記念日、『軍トリ』見てね。

終戦記念日。
正確にはポツダム宣言の受諾を
天皇が国民に伝えるべく玉音放送を行った日。
本来は、降伏文書に調印した9/2が
終戦の日としては正しいのだろうけど、
日本人にとっては実感が伴わない。
「戦争が終わった」と思うのは
圧倒的に玉音放送によってなのだ。
「正式」よりも「情感」が優先されている。
こういう国って、ほかにあるのかなあ。
いつもそんなことを思いながら、8/15を迎えている。


閑話休題。
先日配信された『軍トリ』ですが、
サポーターのふぇいさんから
さっそく感想をいただきました~。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

笹幸恵の軍事トリビア#60 
ファシズムについて「国家総動員法」から考える 
拝見しました。 

第一次世界大戦からの「教訓」として、歴史の流れと 
軍需工業動員法→戦時統制三法→国家総動員法という法律の流れ 

そしてたくさんの、たくさんの勅令! 

いきなり国家総動員法ができたのでなく
徐々に徐々に規制が厳しくなっていった。 
今の「緊急事態だ」「まん防だ」と 
フツーに受けてしまっていることに 
もっと危機感を持たないとと改めて感じました。 

18分過ぎからの 
「議会が無力化していたから、 
国家総動員法のような法律がまかり通ってしまった」 
ここからの笹先生の話 
今一度皆で考えなくてはいけないと強く感じております。 
議会は国民の代表。 
議会で何をしているのか 
私たちは関心を持って注視していかなければならない。 
ここに無関心になると全て勝手にいろいろなことが進む、
また先延ばしになってしまいます。 
安定的な皇位継承にも通じる深刻な問題です。 

現在のコロナ騒動 
「緊急事態」発動に議会で反対する議員がいるのか 
「ロックダウン」に物申す議員がいるのか 
それは私たち一人ひとりがどう考えているかと地続きなのだと 
この馬鹿騒ぎ終わらすために 
声をあげていかなければと強く感じ、 
行動に移して参ります。 

笹先生からカエルの話が再び聞けて 
そこは嬉しかったです 
https://www.gosen-dojo.com/blog/9261/ 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

カエルの話って、何のことかと思ったら、
なんと7年前のブログの内容でした。
記憶力すごすぎです・・・。
そして拙い説明なのに理解してくださって
ありがとうございました!


法律は、制定すればOKなのではなく、
定め方によっては暴力的な支配につながりかねない。
国家総動員法の最大の問題点は、
具体的な内容を勅令に委ねる委任立法であったこと。
つまり時の政権、時の情勢によって
恣意的な運用が可能になってしまう。
全体主義を制度面から支え、促進させたと
いえるのではないでしょうか。

誰もかれもが政府のやることを戦前戦中にたとえ、
したり顔で語っていますが、本当のところはどうなのか??
ぜひ『軍トリ』をご覧になってみてくださいね。


『笹幸恵の軍事トリビア』#60
ファシズムについて「国家総動員法」から考える


ふぇいさん、ご感想ありがとうございました。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

次回の開催予定

第117回

第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

INFORMATIONお知らせ